こんにちは!今回は2025年の最新AIサービス、GoogleのGeminiについてお届けします。検索エンジンの王者Googleが開発するAIアシスタントGeminiが、最近すごい進化を遂げているんです。特に「物理世界への進出」と「検索の革新」が注目ポイント!さっそく見ていきましょう!
🤖 Gemini Roboticsで物理世界に進出!
2025年3月13日、GoogleはGemini 2.0を基盤とした新しいAIモデル「Gemini Robotics」を発表しました。これまでのGeminiはデジタル世界での活躍がメインでしたが、ついに物理的な世界でも活躍できるようになったんです!
Gemini Roboticsには2つのモデルがあります:
- Gemini Robotics:ロボットを直接制御するための高度な視覚・言語・行動(VLA)モデル
- Gemini Robotics-ER:高度な空間認識能力を備えたモデルで、ロボット研究者が独自のプログラムを実行できるよう設計
これらのモデルの特徴は、以下の3つのポイントにあります:
汎用性
新しい状況に柔軟に対応できる能力が大幅に向上しました。事前の特別な訓練なしに、これまで見たことのない多様なタスクをすぐに解決できるんです。最先端の視覚・言語・行動モデルと比較して、平均して2倍以上の性能向上を示しているとか!
インタラクティブ性
日常会話のような自然な言葉での指示はもちろん、様々な言語によるコマンドも理解し、適切に応答します。さらに、周囲の状況を常に監視し、環境や指示の変化を的確に捉え、それに応じて自身の行動を調整できるんです。
例えば、「物体が掴んだ手から滑り落ちた」「誰かが物を動かした」といった予期せぬ事態が発生しても、Gemini Roboticsは迅速に計画を立て直して処理を継続できます。まさに人間のような適応力ですね!
器用さ
折り紙を折る、スナックを袋に詰めるなど、精密な操作が求められる複雑なタスクにも対応できるようになりました。人間にとっては簡単でも、ロボットには難しかった繊細な作業が可能になったんです。
Googleはこの技術を活かして、Apptronik社と提携し、Gemini 2.0を搭載した次世代の人型ロボットの開発も進めているそうです。近い将来、家庭や職場で私たちを手伝うロボットが当たり前になるかもしれませんね!
🔍 Google検索に「AIモード」が登場!
Googleは検索エンジンにも大きな変革をもたらしています。2025年3月、Google検索に「AIモード」が本格導入されました。
AIモードでは、検索結果画面に独立したタブが登場し、このタブを選ぶとUIがChatGPTやGeminiの入力画面のようなスタイルに変わります。複雑な質問を投げかけると、AIがその内容に筋道をつけ、複数の検索結果や主張、サマリーを備えた回答を返してくれるんです。
例えば、「睡眠トラッキング機能に関して、スマートリング、スマートウォッチ、トラッキングマットでどういう違いがありますか?」という複数パートからなる質問に対して、AIモードは複数ステップからなる多数の検索を実行し、必要な情報を見つけて、包括的な回答を作成します。
これまでなら複数回のやりとりが必要だった検索が1回で済むようになるんです!しかも、生成された回答すべてについて、その根拠となる情報源も示してくれるので、信頼性も高いですね。
AIモードの仕組みは「クエリ・ファンアウト」という技法を使っているそうです。これは、関連する複数項目を同時に検索して、結果をまとめて回答を作り出す方法です。ウェブ検索の結果、Googleのデータベース「ナレッジグラフ」、ショッピングのデータなど、複数の異なるデータポイントから検索結果を引き出しています。
ただし、まだ開発途上の機能なので、常に正しい結果を返すとは限らないとのこと。AI検索の結果が一定のレベルに達していないと判断された場合は、従来通りのウェブリンクだけが表示されることもあるそうです。
🧠 メモリー機能が全ユーザーに開放!
さらに嬉しいニュースとして、これまでGemini Advancedの有料ユーザーだけが利用できた「メモリー機能」が、すべてのユーザーに無料で開放されました!
この機能を使うと、ユーザーの好み、関心、仕事などをGeminiに記憶させることができます。例えば:
- 「簡単な言葉を使い、専門用語は避けてください」
- 「ベジタリアンなので、肉を使ったレシピは提案しないでください」
- 「回答を提示したら、スペイン語の翻訳も添えてください」
- 「旅行の計画を立てる際は、1日あたりの費用を含めてください」
- 「私はJavaScriptのコードしか書けません」
- 「短くて簡潔な回答を希望します」
こういった情報を保存しておくことで、毎回同じことを伝える必要がなくなり、より関連性の高い回答が得られるようになります。設定メニューの「Saved info」から、保存したい情報を1つずつ手作業で追加できますよ。
👁️ Gemini Liveに「見る」機能が追加
有料のGemini Advancedユーザー向けには、「Gemini Live」に「見る」機能が追加されました。これは、スマートフォンの画面に表示した画像やライブ映像に映っているものをGeminiが理解できる機能です。
この機能が使えるようになると、Geminiアプリに「Share screen with Live」ボタンが表示され、タップすると、画面を共有するかカメラで映像を映し出すかを選択できます。自分の周囲にあるものを撮影しながら質問したり、スマートフォンの画面に表示した内容について質問したりすることが可能になります。
例えば、外国旅行中に見かけた珍しい建物をカメラで映しながら「これは何?」と質問したり、料理中に冷蔵庫の中身を見せて「これらの材料で作れる料理は?」と聞いたりできるわけです。まさに、AIが私たちの「目」となって世界を理解してくれるようになるんですね!
💰 利用料金とプラン
Geminiの最新機能を使うには、どのプランがおすすめでしょうか?
- 無料プラン:基本的な会話機能、メモリー機能が利用可能
- Gemini Advanced(Google One AIプレミアム、月額19.99ドル):AIモードの優先アクセス権、Gemini Liveの「見る」機能などが利用可能
個人利用なら無料プランでも十分楽しめますが、AIモードをいち早く試したい方や、カメラ連携機能を使いたい方は有料プランがおすすめです。
🚀 実際の活用例
Geminiの新機能、どんな場面で役立つのでしょうか?いくつか具体例を見てみましょう:
家庭での活用
- スマート家電との連携による音声操作
- 料理のレシピ提案と手順ガイド
- 子どもの宿題サポート
ビジネスシーン
- 複雑な検索クエリによる市場調査
- 会議の要約と行動項目の抽出
- データ分析と視覚化
研究・開発
- ロボットを使った実験の自動化
- 複雑なプログラミング課題の解決
- 研究データの分析と考察
特に、Gemini Roboticsの登場により、物理的な作業の自動化が進むことが期待されています。例えば、研究室での実験、工場での製品組み立て、家庭での家事サポートなど、様々な場面でロボットがAIの指示に従って作業を行うことが可能になるでしょう。
🔮 今後の展望
Geminiの進化は、AIが単なる「情報提供ツール」から「物理世界と連携するアシスタント」へと変わりつつあることを示しています。今後の展望としては:
- マルチモーダル能力のさらなる強化:テキスト、画像、音声、動画、そして物理的な動作を統合的に理解・制御する能力
- 検索エンジンとAIの融合:従来の検索エンジンとAIチャットの境界が曖昧になり、より自然な情報アクセス方法の確立
- ロボティクスとの連携深化:家庭用ロボット、産業用ロボットなど、様々なロボットプラットフォームでのGemini活用
特に注目すべきは、GoogleがApptronik社と提携して開発を進めている人型ロボットです。Gemini 2.0を搭載した次世代ロボットが実用化されれば、私たちの生活や仕事のあり方が大きく変わる可能性があります。
まとめ
2025年のGeminiは、「Gemini Robotics」「AIモード」「メモリー機能」「見る機能」など、様々な新機能の追加により、大きく進化しました。特に、物理世界への進出とGoogle検索との統合は、AIの活用範囲を大幅に広げるものと言えるでしょう。
Geminiは単なる「チャットボット」から、私たちの日常生活やビジネスをサポートする「総合AIアシスタント」へと進化しつつあります。今後も進化を続けるGeminiに、ぜひ注目してみてください!
記事を書いた人
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