2026-07-01から1ヶ月間の記事一覧
7月17日の夜、Claude Codeの画面から急にFable 5が消えた。 「このモデルには利用クレジットが必要です」というエラーだけが残って、30分ほどして戻ってきた。障害としては軽い部類で、ネット上のざわつきもすぐ収まった。ただ、その同じ日にAnthropicはもっ…
カスタム指示の入力欄、あの窮屈さを知っている人には効く話だと思う。ChatGPTに自分の前提を教えようとして、1,500字の枠に収めるために削って、優先順位をつけて、結局いちばん書きたかった一行を諦める。あの上限が5,000字まで広がった。ついでに、過去の…
$HOME が丸ごと消えた、という話を聞いて、正直、他人事に思えなかった。開発マシンのホームディレクトリには、設定も鍵も書きかけのコードも全部ぶら下がっている。そこを AI エージェントが自分の判断で消した。OpenAI が7月16日、Codex 上の GPT-5.6 Sol …
同じモデルを並べているのに、ベンチマークがひとつ変わるだけで1位がくるくる入れ替わる。Grok 4.5、GPT-5.6、Opus 4.8。7月8日から9日にかけて相次いで公開されて、第三者の横並び比較が一気に出そろった。眺めていて面白かったのは、どれが最強かより「ど…
AIの会社が新しく人を迎えたというニュースで、ここまで人選そのものに引っかかったのは久しぶりだ。Anthropicが自社の統治機構に招いたのは、AI研究者でも安全の専門家でもなく、元FRB議長のベン・バーナンキ。2008年の金融危機の舵取りをした経済学者だ。…
コードを直してはブラウザに切り替えてリロード、確認してまた戻る。フロントを触る日は、この往復で一日が細切れになる。その確認作業を、Claude Code のデスクトップ版が自分でやり始めた。アプリの中にブラウザのペイン(区切られた表示領域のこと)が載…
OpenAI のタイムラインを追っていて、正直「そこまで振り切るのか」と声が出た。ChatGPT Work は、質問に答えてくれる相棒から、調べて・作って・仕上げるところまで丸ごと引き受ける方向へ舵を切ってきた。土台に Codex を据えたあたりに、本気度がにじむ。…
AIの新機能と聞くと、たいていは「もっと便利に、もっと任せられるように」の話だ。だから今回のClaudeの新機能を見て、少し手が止まった。方向が逆なのだ。自分がClaudeをどう使っているかを振り返らせて、ときには「これ、自分の手でやったほうがよくない?…
エージェントを組むとき、つい1体にツールを全部盛りしたくなる。検索もコードレビューもテスト生成も、なんでもできる万能選手が一番強いはず、と思いがちだ。でもClaudeのマルチエージェント機能のドキュメントを読むと、その全部盛りはむしろ質を落とすと…
Coworkの利用データを見て、意外だったのは「開発に使われているのは全体の8.7%だけ」という数字のほうだった。スマホ対応というヘッドラインより、こっちのほうがよほど今のAnthropicの狙いを語っている気がする。7月7日、Anthropicは1月にデスクトップで始…
論文のタイトルに「global workspace(グローバルワークスペース)」という単語を見つけて、正直ちょっと身構えた。AIに意識の話を持ち込むと、たいてい話が大きくなりすぎる。ところが読み進めると、これは地に足のついた研究で、しかもAIを業務で回してい…
APIを個人で触り始めた頃、最初の関門は性能でも料金でもなくレート制限だった、という人は多いはず。少し込み入ったものを作ろうとすると、すぐ429が返ってくる。今回Anthropicが出した変更は、その入口の壁を下げる話だ。全ユーザーのClaude Platform API…
朝5時、眠れない誰かが Claude に寝つきの相談を投げ込んでいる。夕方6時、家のキッチンでレシピを訊ねている人がいる。Anthropic が6月26日に公開した Economic Index レポート「Cadences」を読んでまず思ったのは、Claude にはもう生活の時刻表が刻まれて…
思ったより早く戻ってきた、というのが正直な感想。6月12日に米政府命令で全ユーザーがアクセス停止になったClaude Fable 5とMythos 5が、7月1日から再び動き出す。ただ「元通り」ではなく、いくつか条件が変わっている。前回の停止騒ぎで「AI企業にとって規…
発表を見て真っ先に思ったのは、Sonnetがまた一段上に来たな、という感覚だった。Opus 4.8にほぼ並ぶ数字を、しかも導入価格で入力$2/百万トークンから。ここ数か月、Claude Codeを日常的に回している人ほど、この一枚のリリースノートが持つ重さがすぐ伝わ…