エンジニアの思い立ったが吉日

AI・生成AI・開発ツール・業務効率化のトピックを、20年エンジニア視点で ゆるく整理しているブログです。「現場で本当に効くか」を毎回自分なりに 見極めながら書いています

Fable 5、Proは実質有料化へ。プラン別の損得と乗り換え判断

7月17日の夜、Claude Codeの画面から急にFable 5が消えた。

「このモデルには利用クレジットが必要です」というエラーだけが残って、30分ほどして戻ってきた。障害としては軽い部類で、ネット上のざわつきもすぐ収まった。ただ、その同じ日にAnthropicはもっと重い発表を静かに出していた。7月20日から、Fable 5をどのプランで、いくらで使えるかの分岐が、これで恒久に固まる、という話。ProとMaxで扱いが完全に別物になる。

  • 7月20日から、プランで扱いがくっきり分かれる
  • 100ドルのクレジットは、実際どれくらい使えるのか
  • 3回延ばした末の「恒久」が意味すること
  • Proのまま粘るか、Maxに上げるか、APIに逃がすか
  • 今週、自分の請求画面を1回開く
続きを読む

ChatGPTのカスタム指示が5,000字に、でも長く書くほど効くわけじゃない

カスタム指示の入力欄、あの窮屈さを知っている人には効く話だと思う。ChatGPTに自分の前提を教えようとして、1,500字の枠に収めるために削って、優先順位をつけて、結局いちばん書きたかった一行を諦める。あの上限が5,000字まで広がった。ついでに、過去のチャットや資料を種類をまたいで探せる検索も入っている。7月半ばの、地味だけど日々効いてくるタイプのアップデート。

  • 1,500字の枠に削って詰めていた人に、効く拡張
  • 5,000字あっても、命令を詰め込むと迷子になる
  • 過去のチャット・画像・資料を、一か所から引けるようになった
  • 二つの更新は、同じ方向を向いている。ただし盛りすぎは事故る
  • まず、削って諦めていた一行から書き足す
続きを読む

AIに$HOMEを消された、OpenAIが認めたCodexの誤削除バグ

$HOME が丸ごと消えた、という話を聞いて、正直、他人事に思えなかった。開発マシンのホームディレクトリには、設定も鍵も書きかけのコードも全部ぶら下がっている。そこを AI エージェントが自分の判断で消した。OpenAI が7月16日、Codex 上の GPT-5.6 Sol が起こしたこの誤削除について、原因を正式に認めた。

  • $HOME が消える、という事故の重さ
  • 「フルアクセス」「箱なし」「確認なし」が重なった
  • 一時フォルダを作ろうとして、家ごと吹き飛んだ
  • OpenAI が急いで出してきた火消し
  • 全権を渡す流れと、その代償
  • いまエージェントに渡している鍵を、数え直す
続きを読む

ベンチごとに1位が変わるGrok 4.5・GPT-5.6・Opus 4.8、どこで選ぶか

同じモデルを並べているのに、ベンチマークがひとつ変わるだけで1位がくるくる入れ替わる。Grok 4.5、GPT-5.6、Opus 4.8。7月8日から9日にかけて相次いで公開されて、第三者の横並び比較が一気に出そろった。眺めていて面白かったのは、どれが最強かより「どのテストを信じるかで答えが変わる」ことのほうだった。

  • 7月9日を境に、横並び比較が急に増えた
  • コード修正のベンチだと、Grok 4.5は真ん中あたりに落ち着く
  • 「実務の合格率」で測ると、順位がひっくり返る
  • 値段とトークンの差は、1位争いより効いてくる
  • xAIの比較表には、ひとつ古い相手が混じっている
  • 自分の案件に、どのベンチを当てるか
続きを読む

なぜ元FRB議長なのか、Anthropicがバーナンキを統治機構に迎えた理由

AIの会社が新しく人を迎えたというニュースで、ここまで人選そのものに引っかかったのは久しぶりだ。Anthropicが自社の統治機構に招いたのは、AI研究者でも安全の専門家でもなく、元FRB議長のベン・バーナンキ。2008年の金融危機の舵取りをした経済学者だ。なぜいま、AIの会社が中央銀行の元トップを迎えるのか。この一手には、Anthropicが何を一番の危険だと見ているかが透けている。

  • AI安全の専門家ではなく、経済学者を選んだ意味
  • そもそもトラストは、何を握っているのか
  • 株を持たない人たちが取締役会の過半を握る、その重さ
  • 2023年終わりの、あの騒動を思い出す
  • 効くかどうかは、最初に「ノー」を言う日までわからない
続きを読む

Claude Codeが画面を見て直すようになった、デスクトップ版の内蔵ブラウザ

コードを直してはブラウザに切り替えてリロード、確認してまた戻る。フロントを触る日は、この往復で一日が細切れになる。その確認作業を、Claude Code のデスクトップ版が自分でやり始めた。アプリの中にブラウザのペイン(区切られた表示領域のこと)が載って、Claudeが画面を開いて、クリックして、おかしければ直すところまで面倒を見る。ターミナルとブラウザを別ウィンドウで並べていた景色が、1枚に畳まれた。

  • ターミナルの隣に、ブラウザがそのまま生えた
  • Claudeが自分でアプリを開いて、直すところまでやる
  • ドキュメントや課題管理を、開発の手を止めずに開ける
  • 外部サイトを触らせる怖さに、どう蓋をしているか
  • クリーンなペインと、自分としてのChrome拡張
  • フロントの「見て確認」を、一度Claudeに渡してみる
続きを読む

ChatGPT Work は仕事を最後まで仕上げにきた。使いどころと料金の落とし穴

OpenAI のタイムラインを追っていて、正直「そこまで振り切るのか」と声が出た。ChatGPT Work は、質問に答えてくれる相棒から、調べて・作って・仕上げるところまで丸ごと引き受ける方向へ舵を切ってきた。土台に Codex を据えたあたりに、本気度がにじむ。ここでは何が変わったのか、そして手放しでは喜べない部分まで一緒に見ていく。

  • コード補完の Codex が、業務を丸ごと引き受ける側に回った
  • GPT-5.6 が Sol・Terra・Luna の3階層になった意味
  • Zapier や Virgin Atlantic の「数字」を、どう割り引いて読むか
  • Codex を日常で開いている人ほど、この統合は効いてくる
  • 「初週で月の予算を溶かす」料金の見えなさが最大のリスク
  • 自分の業務で最初に渡すなら、どの一件か
続きを読む

当サイトは、アフィリエイト広告を使用しています。